2018/03/12 11:53
気が付けばそれなりの歳になり、若いつもりがアチコチ痛み出し、ため息が多くなる。とは言え、仕事柄若者と話す機会も多く、そこまで年の差を感じる事もなかったが、先日24歳の若者と話した時に初めてジェネレーションギャップというものを感じた。
レコード買ったことない。カートコバーンが死んだ年に生まれた。阪神大震災を経験してない。CD買うよりダウンロード。etc…
マジか君達。そりゃあ計算したら分かる事であるが、感覚として震災や90年代のオルタナブームなどが遥か昔の事で、体験していない。これにはなかなかビックリした。90年代なんかついこないだみたいに思ってた。そして彼らはやはり物心ついた時からネットでいろんなことをアレするらしい。
こうやっておっさんである事を実感していくんやろなと思うと同時に、若者の感覚と自分の感覚は当然のことながらかなりズレてるなと思った。いや、ズレてるというより自分が遅れてる。時代についていけてない。それはまあ別に構わないが、そう思った瞬間にアレがフラッシュバックした。
トランスヒューマニズム。
そう、人間と科学が融合してヒトが進化するという考えである。最新の義手は物の感触や温度を感じるまでになっているらしい。



例えば工事現場の仕事なら、もし義手を着ける事によって200キロの物を持ち上げることができれば40キロの物しか持ち上げられない人より重宝されるだろうと開発者は言っていた。そして脳にマイクロチップを入れる事によって、自身と人工知能の融合により知能も格段に上がる。現在でも50万人が脳にマイクロチップを入れているらしい。そして手にマイクロチップを入れ、家のカギや電子マネーの支払いに使っている人はさらに多い。ビックリするようなホントの話である。
今では受け入れられない人のほうが遥かに多いであろうが、時代が進むと
「スゲー便利じゃーん!ラクできるしアタシもやるー!」
と、カジュアルにトランスヒューマニズムが受け入れられていくのかもしれない。
もしも開発が加速し、生きているウチにそういう時代になったとしたら、やることは決まっている。
左手にサイコガンを仕込んでもらおう。
